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ありがとう考 2

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ありがとう考 2

ありがとうの詩 歌集・楽曲集

3,11大震災復興支援企画

発行   河北新報社  定価1000円

022-214-3811

被災地に生協あり

   阪神淡路震災の時「被災地に生協あり」が報道され語られた時、どんなに全国の生協は我がことのように励まされ、誇りにおもたったことか。「生協をやる意味」と「生協で働く意味」をこの一言が示していた。コープ神戸の役職員・全国からはせ参じたボランティアは心からあふれ出る「ありがとう」を自然に使っていた。

時移りバブルがはじけた後は、成長をもう1度とばかり、お金が神様になり。もっと大きく。もっと効率を、もっと早く、といった「もっと病」はグローバリズムの名のもとに、蔓延していった。もっと病は上位下達の縦の弊害と人間関係を断ち切り、結果1000兆円の借金、世界で冠たる格差社会・貧富社会・非正規の奴隷的な労働、働く意味の喪失、が目の前で展開されることになった。優勝劣敗のとげとげしい社会不安は後を絶たない。

挙句の果てに近代化のつけの最たる「福島原発過酷事故」は現未来を脅かしている。わが町で福島の小学校3年生の子供をばい菌扱いにする姿を見て愕然とした。

1番大きな変化はこの間「ありがとう」の言葉がなくなりつつあることだ。

親子の間でもそうだが、ス-パーマーケットで観察するとよくわかる。あいさつ代わりの「すみません」「ごめんなさい」は聞くが店員が客に、客が店員に

「ありがとう」をいう機会も言われる機会も強度に減っている。地域社会でも感じる。

農産物や海の恵みに対して、或いは食事の背後にあるたくさんの手数に対して「感謝し、いただきます」という関係が乏しくなり、家族のだんらんが少なくなったからではないか。安けりゃ何でもいい、生産地と流通、消費。廃棄の関係創造で成立してきた協同組合から内容のある「ありがとう」が消えたとき

協同組合のは歴史的使命はどうなるのだろうか・・・・・しかし東北大震災の中で示した各生協の戦いは  一人一人に沿って事柄と言葉を交わしながら進めているという。西村君の本で知った。私はふるさとが仙台の10回ほど東北に行ったが、うなずけるものがあった。次のような詩に心情を寄せ足元で「ありがとう」に示す協同がある限り困難を乗り切っていくのではないか。ほとんど生協の現状に疎くなったものとして期待を述べたい。

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ありがとがす    岩手県一関市  62

だらだらの汗、日焼けした顔

泥まみれの作業服

おめえ様とすれちがう時

おらは目頭が熱くなるちゃ

宿舎にもどって行くおめえ様の背中に向かい

おらは心の中で最敬礼するのしゃ

おめえ様は仕事だからと実に格好いい

おめえ様にも緑豊な故里があり

心やさしい家族が待っているべ

ほんでも、もうちょっとだけ

おらに力を貸してけねが

おらも精一杯努力すっから

必ず夜の次には朝がきて

泣いたあとには笑うときがくるちゃ

この前テレビでどこかのばあちゃんが

ありがとがすと何回も頭を下げていたのしゃ

おらも同じだ

ありがとがす ありがとがす ありがとがす

おらも精一杯努力すっから

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