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科学の進歩がもたらした人間の不幸?ある被爆者の・・・・・紹介

以下はある懇意の被爆者からのものです。被爆による病魔で人生をずたずたにされながら  茨の冠を付け誠実に戦い生きてきたひとに.耳を傾けたい。

科学の進歩がもたらした人間の不幸? 

        

 若き学究徒マリー・キューリーは、1898年ウランやトリウムなどの原石から発せられる蛍光放射現象について、radius(ラテン語・放射)からradioactivity(放射能)と名付けて、夫のピエールと放射線の研究に生涯を捧げました。

 後にラジウムやボロニュムなど放射性元素を発見してノーベル賞を2度も受賞しました。

 晩年、彼女は放射線に侵され、指が曲がったまま、眼が見えなくなったのでした、1934年彼女は再生不良性貧血(白血病)で亡くなりなしたが、その時「暴いてはいけない自然を暴いてしまった神の崇りなのかしら?」と、嘆き洩らしたそうです。

 福島の原発事故に怯える今の日本の現状を見て、思い出させる「開けてはいけないパンドラの箱」を開けたキューリーの今際の嘆きの言葉です。

 現在の進歩した科学の恩恵の中で生きる自分ですが、66年間に原爆の惨劇を生き延びた被爆者として、また一人の信仰者として、常に、放射能兵器の反人間性にのみ眼を奪われてきたように思う。

 核兵器廃絶への執念を原発問題で持たずに、潤沢に電気を使い、その発電の現場で何が起こっているのかを考えたことがあったろうか?否です。

 核物質が発生させる「放射線」の恐怖を知る人間として、不明を恥じる思いです。

 決して、推進者たちの言う「安全神話」を鵜呑みに信じていなかった人間として、現場で生まれているであろう「被爆者達」へ目を向けていなかったのであろうか、と。

 今回の事故で見受けられる発言「今、直ちに健康障害が生まれるのものではない」とか「想定を超える震災であった」などは、人間の自然・神への不遜の言葉でしかない!

 人間が自然・神へ今少し謙虚であったなら、科学の進歩による解明されたデーターに対して、恐れを抱き対応をして来たであろう、と思うのです。

 科学の進歩は、本来、決して不幸ではなく恩恵の筈であり、人間を豊かにするものでありましょう。

 それには常に、人間を超えたものに対して、謙虚に恐れを抱く存在であるべきだ、と教えられた思いです。

 ましてや被爆者ならば、放射線物質の常に発する放射線が如何に人間を蝕むものであるかを知っている。

 自分の体に発症した内部被曝の現象を、原子爆弾と言う兵器にばかり捉えられながら語ってはいないだろうか?兵器と違い熱線・爆風はなくも、放射線の影響についての害悪は、全ての核物質に共通して存在、と本気で語ってきただろうか?

 特に、成長期にある人たちへの放射線影響を知らせ、核物質の使用には危険と隣り合わせの実態を知り、その使用は将来までも考えるが不可欠である、と。

 嘆きの日々を送る晩年を悲しみ祈る思い

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