« 「命の作法」 “ごめんなさい”と“ありがとう”という言葉 | トップページ | 枯葉ジーさんの不安  出口の見えない日本のいくえ »

「命の作法」  3せい運動  

続き   命の作法

映画「命の作法」にお寺の住職さんが登場します。太田元村長です。面白い人で  境内にマタギの伝統的な生活用具を保存する一方 村長時代は サンセイ運動を村政の基本においてきた。

“サンセイ”運動とは産制(産児制限)運動ではないよ、とかいって本堂で講話を受けていた私たちのほうを向いてニヤリとした後「3せい」運動を説明し始めた。

私たちがが知っている沢内村のこし方は貧困 豪雪 その結果としての乳幼児死亡率日本一のまちでした。しかし 「3せい」(注1)を合言葉に死亡率ゼロ 医療費の全面的公的負担をやり遂げていったのでした。一人でせい、二人でせい  みんなでせい という  という風に。 いま流行の言葉で言えば自助 共助 公助ということですが3せいのほうがはるかに言葉が生きてはたらいています。

この町の歴史の一端を少ししっていたので、いまもその助け合う文化がまちの中に遺伝子のように生きているのがうれしく頼もしく思いました。

ところでこの間日本の為政者は 「一人でせい」の自律の意味を“自己責任”にすり替え、「二人でせい」の助け合い協同を競争で分断し、「みんなでせい」の公助を 公費削減(小さな政府 社会保障削減)で事実上否定してきました

一方日本は世界に類例を見ない米軍への思いやり予算を増やしつづけ 自衛隊は軍事費としては世界3位といわれる5兆円をこえ、企業の法人税の累進課税率を大幅に引き下げ数兆円を貢ぎました。結果、貧困化率(ジニ係数、格差率)はいわゆる先進国中最低でアメリカと並びました自殺は10年続けて3万人(未遂はその10倍)をこえ、虐待は子供と高齢者層に拡大し、20歳代の6割が非正規労働者になり 労働3権から隔離され人権はないがしろにされています。少子化の歯止めも利きません。

またこのような社会のために費やしてきた財政は 1000兆円の国債でまかない、国民一人あたり800万円のツケを次世代に回しました。我が家の孫家族4×2=8 都合8×800万円=6400万円もの付を国家からいただいて2010年を終えようとしていることになる。

このような誰も否定しょうがない事実が進行しています。ジワジワの衰退していくのか、それとも「ドボン」という陥没的な事態になるのか。日本の場合、国際社会を恐怖に陥れた債務国家ギリシャの例どころではない規模の大きさ深さになるでしょう。

さてそんな時にどうしたらよいか。「救う技法は“文化”」(人間の質の営み TH)ではないかと作家大江健三郎が言っています。

さて先に感想を寄せた方は「人生の苦しみの格闘の中で、つかみとった祝福こそが、“ごめんなさい”と“ありがとう”という言葉」と記していました。 今を生きる希望を含んでいると思いました。

なるほど人は分かち合い  たすけけあい  一人ポッチにしないし ならない、文化を持つ生き

だということを日常関係の中でかんじとることができる。「有り難う」と「三セイ運動」 を価値観にすれば何も怖いものはないだけでなく  希望を持つことができる。  映画からのメッセージでした

|

« 「命の作法」 “ごめんなさい”と“ありがとう”という言葉 | トップページ | 枯葉ジーさんの不安  出口の見えない日本のいくえ »

C行動する市民、行政、ほかから聴いたこと観たこと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1022904/37141277

この記事へのトラックバック一覧です: 「命の作法」  3せい運動  :

« 「命の作法」 “ごめんなさい”と“ありがとう”という言葉 | トップページ | 枯葉ジーさんの不安  出口の見えない日本のいくえ »