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蟹工船  いま何故ブームなの?

いま、小林多喜二の“蟹工船”が50万部売れていて年内には100刷を超える勢いだとか。私は“はやり”には乗らないほうで、むしろ小数のほうに引かれるたちです。でもブームに乗って読んでみた。

この本は紛れもなく少数派中の少数派だった作家の本だ。やはりはやりではなく「不易流行」の「不易」を意図して読むことにした。

80年も前に出版するや直ちに発禁。著者も官憲に捕らわれひどい拷問を受け、その日のうちに獄死し放り出された。拷問の針が体中から10本も出たという。文豪志賀直哉が作者の母親宛に「不自然な死去の様子を考えアンタンたる気持ちになりました。」という手紙を送っている。いやな時代だった。その後にどんな時代になっていくか歴史が余すことなくしめしている。

そんな作家の作品が80年後のいま、ブームだというから驚きだ。しかも若者に売れている。何故なの?考えてみたいし教えてほしい。今の若者のおかれた状態が80年前と通底していてこの著書に共感し希望をも持ちたいという切なる気持ちがあるのだろうか。若い人の意見を聞きたい(つづく)

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