7協同の現状と未来へ [1]

ある介護センタ―にて お話しました

こんにちは はじめまして

みなさんの福祉と仕事の価値  ディーセントワーク

ケアと家事(ともに命、命をはぐくむ)                                                   高橋晴雄

なぜ働くの 緊張の多い 大変な仕事なのに  でもねケアサービス には 何かひきつけるものがある。何かいいから働き続けている。それが何かを前向きに考えたい。

1 はじめに

○ ご自分に点数をつけるとすれば なん点ですか(100点をつけて。というのが私の狙い。このランを空白にしてまずご自分でつけてもらいました 

2 皆さんの つらい  現実      ストレスや疲れ

   楽しい 現実      喜び。楽しさ

家事と仕事  キーワード1  公私融合

             キーワード2 毎日こそ、毎日の中で学ぶ。一つ一つ、ふれあい

3アンケートから

ヘルパーとしての喜びや仕事の遣り甲斐を感じるときはどんな時?

   ”ありがとう“の言葉をいただいたとき

   ご利用者の方が待っていたのよといってくださり、ありがとうの言葉をもらった時。

   調理をしておいしかったといってもらったとき

   訪問して「待っててくださった」と感じるとき

   退院され家に戻って少しでもADLが向上されたとき

   高齢者、障害者の方で、前向きで生きる意欲を持っておられる方と接するとき

   介護者の負担を少しでも軽減できたとき

   「ありがとう、助かったー」と言って貰えた時

   ヘルパーにだんだんなれてきて信頼してもらえたとき

ヘルパーとして、疲れやストレスを感じるときですか?

   ケア内容と利用者さんの要望が異なり、ヘルパーはできないと断られるとき、事務所では断るようにとのことでも、実際現場ではうまく断れない

   利用者に必要だと思われるケアが家族の理解、他 種の理解のなさで行うことができないとき。

   利用者とコミュニケーションが取れないとき(信頼を持っていただけないとき)

   時間に追われるとき、ケア中やケアとケアの間の移動時間

   利用者様の意向に添えなかったり、話が合わないとき

   通常一人で行う仕事なので、いろいろな場面で自分で判断しなくてはならない点

   うまくコミュニケーションが取れないとき

   ケア後自分の対応が適切だったのかを考えるとき

   ケア中常に緊張してコミュニケーションをうまく取れないとき

   ヘルパーさんの代行がうまく手配できないとき

   事務処理がはかどらないとき

仕事以外の喜び、楽しみは?       仕事以外での疲れやストレスは?

   友達とのおしゃべり          ○ 愛犬の病気、睡眠不足になったとき

   家族と夕食をしているとき       ○ 運動不足で疲れやすくなる

   家出のんびり昼寝をしているとき    ○ 子供の就職

   孫との遊び、ふれ合いの時

   愛犬との散歩、ふれ合いの時

   映画鑑賞、パソコンゲーム

   趣味(水泳、山登り)

   友人、家族との楽しい時間を持つこと

買い物、(100えんショップでいろいろ見て回る)

私の1日

(9時~12時) 出勤  訪問ケア

(12時)    昼食

(13時~)   移動

(14時~)   訪問ケア  移動

(16時~)   事務所

(17時~)   訪問ケア

(19時~)   夕食準備

(20時~21時)夕食 片付け

(22時~)   訪問ケア

(23時)    入浴

(24時)    就寝

6-7時 朝)  起床 朝食準備  朝食

 (8時~10時)  身体介護 ケアできていない現実にストレス おむつ交換穏やかにケア

(10時~12時)  書類整理  たまったファイル

(12時~13時)  昼休み  電話いつ来るかわからない

(13時~14時)  事務処理  サービス調整

(15時~16時)  計画書作成

(16時~18時)  電話応対  サービス調整 

                   あたふたした割りに形として残らないときはストレスか

(19時~20時)  夕食準備、夕食、いつ帰るかわからない子供たちなのでかたずけ1度に進まずストレス

(21時~)     洗濯  干し  入浴

(23時)     就寝

3   浮かび上がってくるもの

まずつらさについて

  利用者の家族や本人に理解を得られないつらさ。

  時間に追われあたふたが続いている。自分の暮らしも大変

  うまくコミニケーションがとれない。うまく断れない。

  利用者のうめきにもにたこえを聞きながら

  どうすることもできない できない無力さ。おもうように助けてあげら

   れない

  じぶんの対応が適切でないのではないか    自信をなくしていく

そんなときの解決策?

 

その1 逃げろや逃げろ。何も考えない。割り切る。ただこなす。マンネリ

  でもあなたはそれができない。まじめだから

  

その2  分かち合う   涙の2等分

仲間と話す。おしゃべり。聞いてもらえる関係こそ  職場の仲間 励ましあい

その3 立止まって考えて見る 一人で 2人で みんなで

   たとえば この団体を作った動機  なぜケアサービスが存在するの?

(あなた)が介護に携わった動機。働きながら つかんだものは

 なぜ働くの?  生育老死  訪問介護の位置  必要性

      誕      生死という深みにおいて見えてくるもの

      

               お見送りする仕事(Kさんから)

  存   生    活   命にかかわるって本来楽しいこと(食べる。育てる)

                いつ死ぬかという中で生きている。いずれー

      死        内は地域のこと

     

           私のこと  親×夫×子供×娘×兄弟×A×B×C×O私の心と体は 連帯つながりそのものの中で出来た  

           なじんでいく地域,ふるさと  生育老死の織り成すところ

              病院  学校 公園 福祉 訪問介護 畑  田

               お店  バス  水道  道路 隣近所 会社など

      生きて生かされている関係    =地域 連携

ケア  ぬくもり   愛情  思いやり 「サービス」 まなざしぬきに

人は生きられないし地域も成立しない。しかし現実の日本社会は  ケアの

分野をないがしろにしてきた。ジェンダー 家事は女のすること。家庭内福祉も。

2重3重のしわ寄せ。 家事とケア抜きに社会も経済も本当は成り立たな

いのにね。

失われた20年  競争社会の現実 優勝劣敗  弱肉強食   格差拡大 母子貧困  高齢者  障害者の生活問題 自殺  いじめ 非正規労働の増大  派遣きり ニート 犯罪  事故  競争受験  序列  排除 社会保障(セーフティー-ネット)の貧困  公的福祉の後退も。

      

「お見送りする」  ケアサービスの理念

そんな厳しい中で 世の中で1番大事なケアを担って働いている。「命と命を

はぐくむ」家庭生活とケアをつないでいる。いずれ経済やお国のために「人間

がある」(人間を粗末にしてきた。人の使い捨て、人のもの扱い〕考えを根本

的に覆し日本社会は目的を「命と命をはぐくむ」ことにおき、その手段として

経済も政治も教育も文化もあるという風に変ていかなければなりません。その

過程で矛盾や問題が山積し日々のつらさもあります。又心を込めてとりくむが故の

悩みもあることでしょう。しかしケアサービスの訪問介護の日々は世の中で

時代最先端を担っていると見ました・

皆さんはこれまでよく学んできました

○利用者さんから    ○ 自分のこれまでの体験を振り返って

○仲間から       ○きつい指摘から

     ○他の業種から     ○こども  おや  かぞくから

笑顔で「ありがとう」といわれた「事柄」がなりよりも大事 

うなずき(認知症の方の表情やしぐさからも読み取っている)

「ありがとう」という機会もいわれる機会も世間で少なくなったことは社会の不幸ですね

困難をこえる「ヘルパーの誇り」を感じました。「お見送りする」ことをケ

アサービスの理念として日々実践していることに畏敬の念を持ちます。そうな

らば「(生死)という深みにおいて皆さんは生きようとしている」ことにな

ります。「生きる  命をはぐくむ」事はもともと楽しいこと。楽しいことに

は必ずといってよいほど仲間がいます。楽しいことには必ずといってよいほど

つらい汗が。

ところで最後にご自分に改めて点数をつけてみましょう。

ありままのあなたにどんな点数つけますか。100点つけましたか 

これが結論

まとめ  感想から

題  ストレスとどう向き合うか

     ヘルパー面では、事務所へ言って聞いてもらう等、自分の中にため込まない様気をつけていきたいと思います。

     お話の中で、「皆さんは生死に関わっている大変な仕事をしている」改めて自覚しました。

     「自分は100点である」という事でストレスを溜めないとおっしゃったので、これからこの事を心にとめてやっていきたいと思います。いいお話を聞かせて頂きありがとうございました。

     利用者さんとどのように向き合い、コミュニケーションをとったらよいかいつも考えながら仕事をしていますが、困った時、うまくコミュニケーションがとれない時提供責任者に話をしたり、相談した時もいつも話を聞いてもらえるので、安心して仕事ができますのでストレスはあまりありません。

 利用者さんの立場になった考え方をしてストレスを溜めないように心掛けたいと考えました。          

 生じた問題を抱え込まずに聞いてもらえる場を作る。ストレスとの上手な付き合 い方を学びました。本日の話を聞いていろいろな事に気づかせて頂き良かったと 思います。

★     ケアに入り、利用者様と理解、信頼等に上手くコミュニケーションが取れない時があったとしてもありがとう、お世話様と言われた時には疲れもストレスも消えて、また次も頑張れると思う。こんな事に気付いたお話を聞かせて頂きました。

     ヘルパーだけでなく、今の世の中ストレスだらけで皆イライラしています。お互いに人間は信頼関係をもち、感謝の心をもたなくてはいけない。自己中心の考え方は本当にストレスになる。何よりも「心」が大切になる。生きる事を支える仕事をしている事を自覚する。

    自分の喜びを発見しながら仕事をする事がストレスを軽減する。現在はストレスを訪問中感じる事は無いのですが、参考になりました。

     悪い様に考えない。一つ一つお話の中の事を思い出して行きたい。

     家庭内福祉は昔から根づいている世の中そういう社会の福祉に対する考え方の中で活動する女性のストレスは計り知れないが、利用者からのありがとうの言葉の積み重ねでストレスから解放され成長する。有難うの言葉をもらうたびに疲れがとれます。

     ストレスを溜めずにプラス思考で日々励みたいです。

     向上心をもって!誇りを失わずに!楽しくケア!百点をめざして!お仕事をさせて頂く事に感謝です。何事も人生感謝です。ありがとうございます。

     仕事の喜びは何か?を見つける。やむなく働くではダメで逃げろや逃げろでは解決しない。本当にそうだと思います。理解できる友達、仲間作り、利用者・ヘルパー学べる喜びを感じる。私はこれをモットーにして頑張っています。他のお仕事の中でもいろいろ学べました。

     先生のお話、人間としていきている以上は人と人との関わりが大切であり、つながりの中で生きている事 愛情・思いやりが大切。心が豊かになる事、人に向き合う仕事をしている事に自信を持つ事・自分に自信を持つ事の大切さを考えさせられて勉強になりました。

     今日は何をどのように書いてよいかわかりません。点数の付け方もわかりませんでした。帰り際に利用者さんから ありがとう と言われると、にこにこしている自分に気付きます。

★     我以外皆師という言葉を初めて聞きました。生と死と向き合いながら利用者様とお付き合いをさせて頂きたいと思います。事務所の皆様の笑顔や言葉をかけて頂く事によってストレスもなくなります。

      信頼できる友達をたくさん作り話し合う。信頼してくださった時、ストレスがなくなる。

      

★     生死などの深い意味を少し理解できました。毎日の仲間からの励ましなどが良い仕事につながる事だと思いました。前向きに考える事も大事。

     先生のお話しがよくわかるお話しでした。ストレスはあってもなかなか考える事はなかった。前向きに考えて付き合いたいと思う。又、ありがとうの言葉のよさがなお一層わかった気がしました。

     ストレスは誰もが少なからず感じている事だと思いました。

     ケアに携わる事によって生ずるストレスを解消する介助としてヘルパー同士の交流が必用。先生のお話しはテーマと違っていたように思う。

★     ヘルパーとしてのストレスは、仲間と分かち合う。話したり、聞いたりしあって発散する。また、自分の仕事にほこりを持つ事が大切だと気付きました。

     かけがえのない自分に100点をつける。ありのままの自分を認めるという勇気をもらいました。自分を大切にしないと人を大切にできない。

★     今日の学びで、大変勉強になりました。図解で学んだ事は本当によかったです。今まで思ってもみなかった事を気づかせて頂きました。

★     ヘルパーさんが日々健康で前向きに日常生活を送れるように、喜びと悲しみを分かち合える。仕事上の友達を沢山作る事によりストレスとの付き合いをうまくできる地域活動している。時代にあった仕事をしている自信をもってやる事を強く感じました。

     話し合えるつながり、仲間を作り、良い事をしているという自信を持つ。とても良いお話しを聞かせていただきました。

     先生の言った我以外皆師という言葉がいい言葉だと思いこれからの仕事にも役立てたいと思います。皆100点でいいんだよと言われた言葉で楽になった気がします。

★     介護とは人間の尊厳を守る大事な仕事であること。自分の行っている仕事に自信を持つ事が大切であり、それによってストレスもたまらなくなるとの事。自分の仕事を100点と思えばよい。自分はかけがえのないもの、相手もかけがえのないものである事。大事な事を学ばせていただきました。

     ありのままの自分を認める大切さ。仲間のいる大切さを気付かされました。

     「ストレス」というテーマにとても期待して来ました。100点でよいとおっしゃる先生に勇気づけられました。ありのままの自分でいいんですね。ありがとうございました。

     自分に点数をつけなさいと言われ、考え65点ぐらいかとつけました。虹の中でのストレスはほとんど無いと思っていますが、自分を大事に思えないと人も大事に出来ないとの言葉はとても心に残りました。

★     とても興味・魅力あるお話でした。ひきつけられて聴いてしまいました。自分のいる所、今どんな関わりの中にいるのか、そのような大きい視点で自分たちを見つめることが出来ればいいなと思いました。

★     自分も唯一無二。相手も唯一無二。そういう事が実感できる仕事であり、自分を大切にできる他人も大切にするそういう事がかんじれる仕事だと気付く。

     ヘルパーの仕事はかけがえのない素晴らしい仕事だと。これからは誇りを持って出来ると思いました。先生のお話しですごく力を頂いた様に思います。

     ディーセントワークとは?良く理解できなかった。「お見送り」とは「死」ではないのか?今回の様な講習会は和室ではきつい。集会室の方がベターである。

アンケートより

ヘルパーとしての喜び 仕事のやりがい?

待っていたのよといってくださり、ありがとうの言葉をかけてもらったとき。美味しいといってもらえたとき

疲れやストレスを感じるときは?

利用者様の意向に添えなかったとき

話が合わなかったとき

仕事以外での喜び、楽しみは?

疲れやストレスは?

孫と遊ぶとき。犬と散歩。映画。パソコンゲーム。

ふれあい。    睡眠不足。犬の病気

○(6時~)   起床 犬の散歩 洗濯 食事準備  朝食

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大原幽学   大原幽学の自然観とは

S20111024_091四街道山梨 秋

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大原幽学の自然観とは    

  おてんと様(太陽)が万物にしみこんでイクところに従って 

 

幽学に「口まめ草」という文章がある。口まめとは今風に言えば「おしゃべり」ということであるがその中に『宵相談』というのがある。イロリを囲んで明日の野良仕事の段取りを話し合うことらしい。当時は武士の天下の時代である.百姓の話合いを勧めるとはとんでもない。後にそれ(民主性)ゆえに幕府に捉えられ自害を余儀なくされる。

彼は百姓と農業を守るため命をかけた。後で述べるように実におもしろい創意工夫をこらしていく。なぜか。房総の現地を訪ねるとその一端がよくわかる。

やはりかれの自然観ではないのか。中国の古典に「天ノ命ズル、之ヲ性トイウ」がある。「天ノ命ズル」にはいかにも「上からものを言う」語感があり事実そのように使われて来た。ところで「之」を「コレ」と読むのではなく「ユク」と読むことが出来る。幽学は「太陽の光が万物にしみ込んでユクところ」と明るく読んだのではないかと菱沼達也教育大教授(故人)は著に記している。

これだ。これで合点がいく。失政から招いた農村の疲弊の中で飢饉によって農家が半減(長部では40戸が20戸に激減 やくざの取り上立てなど)した時に農業を守るために編み出したのが先祖株組合(先祖のことを考え百姓にせいをだす協同の組合)であった。田1段(あるいは5両)を出し合い協同の田としともに耕しその収穫を蓄積し貧窮のため農業を継続できなくなった人に分かち与え農業を継続する仕組みをつくった。

たちまち10村にひろがった。かれはまた農家の生業に工夫を凝らした。農地の分合交換、農地整理(日本の農業工学の祖)家の設計、台所やトイレ、はては食器や食べ物の改善を手がけつつ子どものための寺子屋を営んだ。粳でもちを作ることも広めた。栗山の「むくろじ」でもち米の代わりうるち米でもちを作ろうとしたことがあるがそれである。かれは実践の人だった。行動に「理」がともなっていた。草深い奥地だったため幕府の目をひと時逃れた実践だったがつかまり断罪された。時代の先を行った人だった。後世への行動によるメッセージだった。

しかし「歴史を重んじない」―戦争の悲惨さすら継承できないー私を含めた今の日本社会で生かせるかどうか。2011年道を聞く私に近場の老人が「先生のところですね」といって丁寧に教えてくれたことがよぎる。

この原稿を書いたわけ

 

 生前、同好会の方になじみだった佐々木満さんから一冊の本をいただいた。見舞いに行ったときに書斎に通され万葉集などの全集全巻を前に彼のライフワークとしていた日本刑罰史の研究の一端をうかがった。帰りしなに 「大原幽学の自然観」を調べてみてはどうかと示唆され托された。その半年前 協同組合の祖でもある 「大原幽学の記述をまとめた一冊の本」をいただいていた。佐々木さんの一度目の入院の前だった。氏の博識の広さや深さに感心したものだった。その大原幽学であるが二宮尊徳ほどには知られていないが同時代(200年近く前)のひとである。近代的協同組合はイギリスに最初に産声をあげたとされているが千葉県干潟の長部においてそのイギリスでの成立より10年前に幽学の手によって実践されていた。いつか私なりにしらべてみたいと思っていた矢先に、「大原幽学の自然観」というむずかしいテーマをいただいてしまった。今に即して考えたい。日本(つまりは四街道)の『自然と農業の破壊のすざましさ』に対して最も根源的なメッセージ性を持つ実践、行動をした先駆者だと思うからでもある。

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